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試運転はパウンドケーキ [パウンドケーキ]

こうしてうちに新しいオーブンレンジがやってきた…だけ書いてから、あっという間に数か月が経過してしまいました(^^ゞ
あれから仕事が立て込んだりして、なかなか時間がとれず…。
いや、言い訳ですね。
実は、オーブンの試運転にと作ってみたパウンドケーキで、いまだかつてない失敗をしてしまい、それをどう書こうか迷ってるうちに時間だけが過ぎていき、そうこうしているうちに仕事が忙しくなって…と。

だめだ、結局言い訳になってしまう…。
とにかくこの失敗談だけ書いてしまいます(笑)。

新しい機械を買って、いろいろ作りたい…と思ったのはいいけど、やっぱりけっこうブランクはあるんですよね。
まともな道具もないし、かといって最初から気合いを入れて揃えても、もしかしたら役に立たないまま終わってしまうかもしれない…。
なので、とりあえず今手元にあるパイ皿とパウンド型で作れるものを…と考えたわけです。
で、レンジについてきたレシピをパラパラとめくりながら、さすがにパウンドケーキならできるだろうと思ったのですよ。

ただ、分量も作り方もほとんど覚えてなかった。
ここは教科書通り忠実にやろうとしたんですが、そこに載ってるのは、ドライフルーツをえらく贅沢に使ったやつだったんですね。
ただの試作品で、これからそんなに作らないかもしれないのに、お金をかけてあれこれ揃えるなんてもったいない…(ああセコイ)。

どうしよーかなーと思ってさらにレシピを見てみると、いろいろ応用編も載っていまして。
その中に「チョコバナナケーキ」という、なかなか魅力的なものがあったのですよ。
チョコとバナナの取り合わせもよかったんですが、なんといってもドライフルーツの代わりにバナナ半分と板チョコ20gを入れればいい!という、そのリーズナブルさが私の琴線に触れた?のです。

というわけで、板チョコとバナナとベーキングパウダーを買ってきて、さっそく製作開始。
バターは、買い置きしてあった製菓用マーガリンで代用。
「マーガリンを使うなんて…!」という方もいらっしゃるでしょうが、すべてに適当な私のことですので、そのへんはご勘弁を(^^)

で、まずは材料を量る作業から。
甘いの苦手だし、砂糖はちょっとだけ控えめにしとこうかな~、でも基本的にはあんまり変えないように~って感じで。
で、やってるとなんとなく思い出してくるもんで、バター(マーガリンだけど)を練ってなめらかにして、砂糖を加えてすり混ぜて…。
ああ、私けっこう覚えてるじゃん!
ただ、どっかになんか違和感があって、それがぬぐい去れないまま作業は進んでいって、それでもなんとかオーブンに入れるまではできたのです。

あとは焼き上がりを待つだけ!
なのだけど、やっぱり気になって何度も扉ごしに焼け具合をチェックしてしまうのは、昔からですかねー(笑)。
でも、このままいけば順調にふくらんで…ふくらんで……。
……こない(__;)
パウンドケーキといえば、真ん中からぼこっとふくらんで、おいしそうな裂け目ができてくるはずなのに、ゆる~い丘のように盛り上がっただけで、それもすぐぴたっと止まってしまったのです。

これはヤバイ…。
だって、すでに外側はしっかり焼き上がってるんだから、ここから一気にふくらむなんて、奇跡でも起こらない限りありえない。
いや、すでに焼き固まってるんだから、奇跡が起こっても無理。
そんな私の焦りを尻目に、どんどん残り時間は少なくなっていき、やがてぴろっぴろっ♪というチャイムだか音楽だかが鳴って、焼き時間は終わりを告げたのでありました。

とりあえず型から取り出してはみたのですが、やっぱりふくらみはゆるやかで、記憶にある「パウンドケーキ」とはあまりにも違った外見。
どう見てもこれは「失敗」です(__;)
確かパウンドケーキを選んだのは、簡単で、失敗したことがない…という理由だったはずなんですが、なぜそれでこうなってしまったのか…。

まあ、その原因は一口食べてわかりましたけどね。
だって、あまりに味が薄かったから。
味が薄いっつーか、あんまりないっつーか、まあ手っ取り早くいえば「砂糖が足りなかった」んですよ。
さっきの違和感の正体は、「砂糖ってこんなに少なかったかな?」だったわけです。
で、その原因もすぐ思い当たりましたわ。

昔、田舎の家で使ってた量りは、1目盛り10gだったんですよ。
で、今のは1目盛り5g。
それで勘違いしちゃって、つまりは100g量ったつもりが、実際は50gしかなかったわけです。
砂糖が規定量の半分しか入ってなければ、そりゃふくらまないし、味もうっすーいわけですよね。
これまでもたまに間違いそうになることはあったんですが、いつもちゃんと途中で気づけてたんです。
それが、よりによって、砂糖の量が出来に直結する焼き菓子でやらかしてしまうとは…(__;)

それに、いいたかないけど、このレシピもなんだかなーですよ。
だって、バナナとチョコレートが少なすぎて、ほとんど存在感がないんですもん。
実は、バナナが大嫌いという人間に、「失敗作だけど~」とだけ言って食べてもらったのだけど(←おい!)、普通に「まあ食べられる」という感想を得てしまったくらいですから…(^^ゞ
バナナ大嫌い人間に気づかれないバナナケーキってどうよ!
あ、一応「まずかったら食べなくていいから」とは言いました、念のため。

これ、もうちょっとバナナとチョコレートを増やしてたら、ふくらみはともかく、味はまだマシになってたんじゃ~ん???
ていうか、今後パウンドケーキを作るにしても、二度とこのレシピは参考にしないわー。
とはいえ、最大の原因が私の量り間違いにあることは明らかなので、あまりレシピに責任を押しつけるのはやめておきます~。

それにしても、初心者のころも、卵の混ぜ方がわからなくて分離させちゃったことはあったんですが、ベーキングパウダーのおかげか、それでも普通にできてたんですよね。
でもって、今回も保険をかける意味で、ベーキングパウダーはちゃんと使ったんですよ。
それが、砂糖が半分になった(しかも、若干控えめにしてしまった)だけで、ここまで見事に失敗してしまうとは…。

そういえば、お菓子作りの基本は「材料を正確に量る」でしたよねー。
いやはや、その大切さを身をもって証明してしまったのでありました。

で、これで懲りたかと思いきや、その後も妙なアイデアが浮かんでは適当なものを作り上げてしまい、そのたびに後悔しております。
ていうか、たぶん満足にできたやつのが少ないかもしれない…(^^ゞ
そのへんは、これからおいおい紹介していくと思います。
写真だけは撮ってあるので、忘れないうちに早く書かねば!

ちなみに、今回のはあまりに悲惨な出来だったので、絶望感から撮影を拒否してしまったのですが…。
考えてみたらネタになるし、せっかく?だから撮っておけばよかったかも(笑)。
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